中村家住宅植物あれこれ8

在来の植物もあちこちで咲くようになってきました。冬一番に見られるのはスミレです。もちろん内地でもよく見られるものですが、このリュウキュウコスミレはトカラ列島より南に分布するもので日のあたる路地など良く生えるのも内地とよく似ています。沖縄ではスミリといえばリュウキュウコスミレを指します。スミレ科。022

中村家住宅植物あれこれ7

この植物はツワブキといい、今盛りと咲いています。当中村家ではツワブキがいたるところに生え、黄色い花を咲かせています。しかし、よく見ると花弁が少々違っているものがあり、変異があることが分かります。皆様も当住宅にお出でになるときはとく見比べて下さい、ね!040 041

中村家住宅植物あれこれ6

そろそろクリスマスですネ!この植物ポインセチアに似ていませんか?ポインセチアを日本名でショウジョウボク(猩々木)といいます。2m程の樹になりますが、この植物は大きくなりなせん。名前はショウジョウソウ(猩々草)、同じ仲間のトウダイグサ科です。熱帯アメリカ原産の多年草で、沖縄本島北部の山の中に時々見ることが出来ます。方言名アカバナギーといい、園芸店でも見かけます。熱帯産ですから内地では少々むりでしょうネ!004

中村家住宅植物あれこれ5

今日の写真は人知れずひっそりと駐車場ランの植えてある中に花を咲かせているものを見つけました。名前はナスターチュウムあるいはキンレンカ南アメリカの高地が原産で、オレンジ色、赤,黄、赤紫、クリーム色などがあり、比較的冷涼な水はけの良い土地の合っています。

花はハーブとしてサラダなどに盛り合わせます。一度お試しあれ!007_2

中村家住宅植物あれこれ

中村家住宅植物あれこれ4

イペーの花です。イペーは黄色いものと薄紫色がありますが、基本種(種のおおもとになる樹)は薄紫色のものです。イペーとはインディオのツピー語で「皮の厚い木」といいます。黄色いイペーはキバナイペーと言い、沖縄では黄色い花のほうが一般的です。イペーはまたブラジルの国花にもなっている日本のサクラのようなものです。もちろん南米原産。006 駐車場に植えてあります。

山茶花

中村家の前の池の側にある山茶花の木。

お花が満開しています。

たまに、拝借して、店内の花器にも生けていますが、

できたら、自然のさざんかの花花も見に行ってあげてください。

さざんかさんたちも喜ぶと思います。Dsc07823

フサナリツルナス

藪の中にひっそりと咲いている青い花、つる植物です。沖縄では盆栽にしている方も多く人しれず人気の高いナス科の野生種です。駐車場の外側にありました。フサナリツルナスあるいはルリイロツルナスです。一度よく観察してみて下さい。013

アサヒカズラ

中村家住宅には植物が咲いていると申し上げましたが、この花はよく見かけるでしょう

つる植物で沖縄の人は案外好きです。アサヒカズラあるいはニトベカズラと言い、タデ科、メキシコ、南アメリカ原産で紅色の花から朝日を連想したことから。また新渡戸稲造博士を記念してこの名を付けたと云われています。008

中村家の花

中村家では12月というのに沢山の花が咲いています。

勿論文化財のお家を見るのが目的でしょうが、周りの園路を歩きますと様々な植物に会うことができます。

フクギの株元にはツワブキがこれから黄色い花が咲き出しています。左周りで歩いて見ますと、クラリンドウ、ハイビスカス、トックリヤシ、サンダンカ、ツルソバ、トキワハゼなどがつぎつぎと私たちの目を楽しませてくれます。

お土産品店の前にもポインセチアが皆様のお出でを歓迎しております。

是非、文化財と共に沖縄の植物もご覧ください。