曼珠沙華

中村家でもお馴染の彼岸に咲くヒガンバナ(曼珠沙華)が園路のあちらこちらで咲きました 。

この花は内地でも良く見る植物ですが、生まれ(原産)は中国揚子江(長江下流部)で稲作とともに我が国に渡来したと考えられます 。

その理由は自然分布(海流など)で広まったのではなく、人為分布(梱包材や救荒植物)として九州に持ち込まれ、その後沖縄に入ったようです 。

浄土宗の三途の川の向こう側を波羅密多(到彼岸)と云い、あたり一面綺麗な花が咲くことからこの花をヒガンバナ(彼岸花)と云ったことからなずけたようです 。

ヒガンバナの葉は適度の湿りがあり、極度の乾燥から荷物を守ることからミカン輸送の梱包材に使っていたようです。また毒草であるため何度も水で晒して救荒植物としたようです 。

沖縄では「ホージビラ」「シビリンチャー」と云い、球根で増え、種が出来ない3倍体が多く 、「花のときは葉がなく、葉のときは花がない」ことからこの名があります。

中国では腫れもの、湿布剤、殺虫剤、殺鼠剤、糊剤、粘着剤などに使います 。

花言葉は「悲しい思い出」 。

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